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銀イオン(Ag+)の働き

※銀イオンAg+についての一般的な説明です。本製品全体を表すわけではございません。

銀イオンとは

銀の原子からマイナスの電子が外れ、プラスに荷電した状態で水に溶け、イオン化したものが銀イオンです。これは、銀が活性化した状態で、Ag+と表されます。銀イオンAg+は、レジオネラ菌、大腸菌、ブドウ球菌、一般細菌、MRSA、ヘルペスウイルス、赤痢菌、緑膿菌、ポリオウィルス、ロタウィルスなど、ほとんどの菌に対して殺菌効果を示します。アリゾナ大学の研究データによれば、650種類以上の菌に有効性を示したと報告されています。少なくとも生活環境で普通に存在している細菌については、銀系抗菌剤は確実に効果を持っていると言えます。

特長

  1. 抗菌効果が強い
  2. スペクトラム範囲が広い(高範囲の種類の細菌に対して抗菌効果を発揮する)
  3. 極めて安全性が高い

アリゾナ大学の研究データの代表例

細  菌症  状
ブドウ球菌耐塩性があり、化膿性炎症として膿皮症、中耳炎、肺炎、肺血症、心内膜 炎、骨髄炎などのほかに食中毒の原因となる
サルモネラ菌チフス性疾患や急性胃腸炎を起こし、髄膜炎、関節炎なども引き起こす。
赤痢菌細菌性赤痢を起こし、水を介して経口感染する。大腸粘膜細胞内に侵入して化膿性炎症を起こす。
クレブシェラ気道、尿路などから感染し、肺血症を起こす。
レジオネラ属菌水中あるいは土中に存在し、人が飛散した水滴を吸引することにより(気 道感染)、肺炎などを起こす。
シュードモナス水中に分散し、多くの菌種が消毒剤、紫外線、抗菌剤に抵抗性で難治性感染症の原因になりやすい。
ポリオウイルス小児麻痺を起す。経口的に感染して咽頭や腸管で増え、その後血中に出て 中枢神経に達し、主として脊髄前角の運動神経を破壊し、四肢に麻痺を起こす。
ロタウイルス乳幼児の下痢症(仮性コレラ、白痢)、学童の集団下痢症の主な原因ウイルスである。
ヘルペスウイルス持続感染を起こしやすく、水痘・帯状疱疹のウイルスを含む。
※アイセーブの商品の試験データではありません。

銀イオンの殺菌システム

銀イオンの殺菌原理については、様々な仮説が提唱されていますが、まだ確定的な定説が存在しないのが現状です。複数の論文を総合的に検討すると、現時点では次の3つの説が複合的に作用していると考えられます。

  1. 活性酸素説:水中の溶存酸素(O2)が銀イオン(Ag+)の触媒作用により活性酸素(-OH)に変わり、細菌の細胞膜に穴を開ける。その結果、細胞質が流出し、細菌は死滅します。
  2. 酵素障害説:銀イオンは原子と同じ大きさであり、細菌の細胞膜組織の隙間を容易に通過します。これにより、細菌内部に侵入し、酵素の働きを停止させ、生命活動に障害を起こして死滅します。
  3. 細胞分裂停止説:銀イオンが細菌内に侵入すると、水素の代わりにDNAの二重鎖塩基間の橋渡しを形成します。これにより、DNAは分離することができず、細胞分裂の機能が停止し、細菌の増殖が阻止されます。

アイセーブ抗菌CCFLライトへの銀イオンの応用について

アイセーブ抗菌CCFLライトの表面カバーには、ナノシルバーがコーティングされています。これが放電管の電位により電気分解されることで、銀イオン(Ag+)が生成されます。そして、銀イオンは空気中の水分子に乗って室内に拡散します。銀イオンは200ピコメートル(ピコは1兆分の1メートル)の原子レベルの大きさで、細菌やウィルスの細胞膜を破壊します。銀イオンはアルコールとは違い揮発しにくく、持続的な除菌効果(抗菌力、静菌力)があります。現存する合成殺菌剤と比較すると、より広範囲の種類の細菌に対して抗菌効果を発揮します。さらに、耐性菌の発生が少なく、微生物に対しては毒性を示す一方で、人や動物に対しては極めて安全です。他の殺菌剤との併用により、除菌力が増強され、より確実に優れた除菌効果を発揮します。銀イオンは光が届かない陰影部や、エアコン内部、プラスチック等のパッケージに覆われた内部にまでも効果を示します。