ライト表面に光触媒による
強烈な活性酸素OHラジカルが発生
空気の対流で浮遊している
有害物質をチタンアパタイト
の吸着力で引っ付ける
光触媒力ですべての有機物を
水と二酸化炭素にまで分解して
清浄にします
アイセーブ抗菌ライトは、特殊な光の波長を利用し、空気中のウイルスや細菌、臭いの原因物質を分解する抗菌LEDです。この技術のカギとなるのが、東京大学先端科学技術研究センターと富士通が共同開発した「チタンアパタイト」です。このライトが発する光がチタンアパタイトに当たると、光触媒反応が起こります。この反応によって、以下のような強力な分解作用を持つ活性酸素が発生します。
●スーパーオキサイド(O₂⁻):空気中の酸素と反応して生成され、ウイルスや細菌を分解します。
●ヒドロキシラジカル(-OH):水分子と反応して発生し、臭いや有害物質を強力に酸化・分解します。
これらの活性酸素は、塩素の約3倍、次亜塩素酸の約2倍、オゾンの約1.5倍の分解力を持つとされており、部屋の空気中に浮遊する細菌、ウイルス、カビの胞子、花粉、ホコリ、臭いの成分などを効率よく分解します。また、照明は通常、部屋の天井に均等に設置されているため、アイセーブ抗菌ライトを使用すると部屋全体で継続的な抗菌・消臭効果を発揮することができます。電源を入れるだけで、清潔な空間を維持できるのがこのライトの特長です。
アイセーブの表面にはナノシルバーが塗布されており、これが光触媒の働きを強化し、可視光にも反応しやすい「可視光応答型光触媒」へと変化させる助触媒の役割を果たします。さらに、独自の特許技術であるVLED回路が高電圧を発生させることで、このナノシルバーはイオン化し、銀イオン(Ag⁺)が生成されます。銀イオンは、1990年代のアリゾナ大学の研究によると650種類以上の菌やウイルス、カビに対して高い抗菌効果を発揮することが確認されており、極めて微量でも細菌やウイルスに作用できる特性を持っています。また、銀イオンは細胞の構造が単純な菌類には強く作用しますが、多細胞生物である人間や動植物には影響を及ぼしにくいため、安全性が高いとされています。
銀イオンをより詳しく天井に均一に並べられた複数のアイセーブ抗菌蛍光灯は、菌やウィルスの主な感染経路である空中を漂うエアロゾルに対して一定の効果を発揮します。空調による対流を繰り返し、菌やウィルスは絶えずアイセーブのライト表面に当たります。その時、アイセーブはそれら菌やウィルスの有機物を吸着し、光触媒の酸化分解力により減少します。そして、複数のアイセーブが同時に働きを行うことで、空間をより清浄するように働きます。
アイセーブの発生する銀イオンも、ウィルスや有害菌に優れた除菌効果を発揮します。また銀イオンは安全性が高い物質であるため利用者は安心して使用できます。銀イオンの持続性の高さで接触感染のリスクを軽減することが期待できます。
複数の研究所、大学、民間の第三者試験機関によって多くのエビデンスを取得し、細菌・ウイルス・カビ・臭い・化学物質に対して有効性を実証しています。
エビデンス試験結果についてアイセーブは消臭効果も優れています。光触媒による消臭効果とは、空間に漂う臭いの粒子やガスをチタンアパタイトの光触媒が吸着し、分解するプロセスによって臭いを除去することです。天井に均一に配置された複数台のアイセーブが連動すれば、単体の空気清浄機に比べて非常に強力な効果を発揮します。さらに、銀イオンが臭いの原因となる菌やアンモニアなどを直接減少させることで、悪臭の問題を軽減することができます。
使用している原料はすべて食品添加物として指定されており、人体や動植物に対して安全で、無害に使用できます。例えば、チタンアパタイトの一部である酸化チタンはホワイトチョコレートの原料としても使用され、アパタイト自体は歯の主成分です。また、銀(Ag)は点眼薬や銀歯にも使われており、食品添加物として認定されています。銀イオンAg+は古代から水の浄化に使われてきました。現在でも世界中の水道水には銀イオンによる殺菌が採用されていますし、銀イオン水ペレットは東日本大震災時に避難所と陸上自衛隊に水の浄化用途で提供されました。この製品から発する紫外線の量は従来の蛍光灯に比べて非常に少ないため、人体への影響はほとんどありません。
安全性を詳しく見る高さ3m、広さ1坪程度の容積の箱を作成し、複数種類の細菌に対する除菌効果を第三者機関の試験により確認しました。また、6畳の実空間でのテストも第三者の立会いのもとで繰り返し実施し、一定の効果を確認しました。ライトの近くにある浮遊有害物質は分解しますが、空気は徐々に均一化するため、時間と共に部屋全体に効果が広がります。パーティクルカウンターにより、浮遊するPM0.3やPM2.5などの微粒子が減少し、空気が清浄化することもデータにより確認しました。例えば、4.5畳の部屋に1つの電球、6畳の部屋に1本の蛍光灯を設置した場合でも、時間と共に少しずつ効果が確認できます。可能な限り多くの装置を設置いただくと、効果が早く現れます
UV殺菌灯とは異なり、光が届かない部分でも銀イオンが効果を発揮します。浮遊菌や浮遊有機物の減少によりエアコンの内部や什器の陰部分にも効果が期待できます。また、ライトがプラスチック製の防水カバーなどに覆われていても、時間の経過とともに徐々に透過し、効果を発揮します。
アイセーブCCFL抗菌ライトの除菌・抗ウィルス効果は、他の除菌剤との併用も可能です。銀イオンは塩素系除菌剤と相性が良く、触媒反応により双方の効果が増強する相乗効果があります。実験では、次亜塩素酸(塩素系殺菌剤)を単独で使用するよりも、銀イオンを併用した方がバクテリアが早く除菌されることが確認されています。また、アルコールなどの成分は揮発性が高く持続性は期待できませんが、即効性はあります。一方、銀イオンは抗菌性と持続性に優れています。これら二つの特性を上手く利用し、銀イオンとアルコールを併用することで、より長持ちする除菌、抗菌効果を実現できます。つまり、アルコールや塩素系の除菌剤の使用頻度を減らすことで、コスト削減効果も期待できます。
ライトの表面にオイルミスト、糞尿、有機物の汚れなどが付着してしまっても、光触媒の酸化分解と浸水化作用によるセルフクリーニング機能により、ライト本体は清潔な状態を維持します。通常の除菌剤や空気清浄機のようにフィルター交換や溶液の補充といったメンテナンスが必要ないため、基本的には寿命までほとんどメンテナンスフリーで使用できます。
アイセーブCCFL抗菌ライトの設計寿命は40000時間を超えます。初期の明るさから40000時間経過すると70%、50000時間で60%の光量に減少しますが、これを光衰と定義しています。光触媒の効果は物理的に塗膜が剥がれない限りほぼ永久的に持続します。セルフクリーニング効果もありますが、定期的に優しく拭き掃除をすることで効果を最大限に引き出すことができます。銀イオン(Ag+)の効果は徐々に減少しますが、長期間にわたり抗菌性能は継続します。